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2008年12月06日(土) 11時11分

「土地勘」中心に捜査=狭い範囲、時間帯の犯行−千葉女児死亡時事通信

 千葉県東金市の保育園児成田幸満ちゃん(5)の死体遺棄事件は、静かな住宅街の狭い範囲で限られた時間に起きており、県警は当初から現場周辺に土地勘があり、生活圏内としている人物による犯行の可能性が高いとみて捜査を進めてきた。
 幸満ちゃんの遺体は9月21日午後0時25分すぎ、同市東上宿の資材置き場前の路上で見つかった。幸満ちゃんは前日夜から、母親の多恵子さん(38)の夜勤に付き添い、現場から約300メートル離れた祖父の経営する病院に泊まっていた。
 21日朝には、祖母と一緒に町内会のごみ拾いに参加。その後、午前10時ごろ「友達の家に遊びに行く」と外出した。友達宅は留守で、いったん病院に戻り、午前11時すぎに事務室内で職員が目撃した。
 遺体の遺棄現場には零時10分ごろには何もなかったとの付近住民の証言があり、約15分間の「空白」時間帯に遺棄されたとみられる。
 幸満ちゃんの衣服や靴はレジ袋に入れられ、任意同行された男が住む現場から約100メートルのマンションの駐車場に捨てられていた。レジ袋は近くの商業施設で使われている物だった。 

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