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2008年12月06日(土) 09時03分

【幸満ちゃん事件】ひげの若い男、のそりのそりと捜査車両へ産経新聞

 千葉県東金市の保育園児、成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(5)が遺体で発見された事件で、千葉県警に任意同行された男が住んでいたのは、遺体発見現場から約100メートルしか離れていないマンション3階の一室だった。

■写真で見る■ 公開された成田幸満ちゃんの母親の手記

 マンションの周辺には夜明け前から約30人の報道陣が集まり、静かなはずの休日の住宅街は騒然とした雰囲気に包まれた。

 午前6時40分ごろ、千葉県警のパトカー3台と捜査車両数台がマンション前に到着。周辺に黄色い規制線を張り巡らせた後の6時55分ごろ、捜査員5人がマンションのエントランスから3階の男の部屋に向かい、チャイムを押した。

 しばらくするとドアが少しだけ開き、捜査員3人が室内に入った。約5分後、黒い大きなダウンジャケットのフードで顔をすっぽりと覆った20代前半とみられる若い男を伴い、捜査員が部屋から出てきた。

 男はフードで前がよく見えないのか、のそりのそりと捜査員に促されるまま、一歩一歩踏みしめるようにゆっくりとシルバーの捜査車両に乗り込んだ。

 午前7時10分ごろ、千葉県警の鑑識車両がマンションに到着。3階の男の部屋の周囲をブルーシートで覆い、家宅捜索を始めた。

 近くに住む50代の女性は「幼い子供が被害にあった事件だけに、いつ犯人が捕まるのだろうと、(遺体遺棄)現場の前を通るたびに思っていた。こんなに近いところに犯人かもしれない人がいたなんて…」とショックを隠しきれない様子だった。

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【Re:社会部】本当の犯人を捕まえろ

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