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2008年12月06日(土) 11時48分

名古屋の南山学園、デリバティブで34億円損失読売新聞

 南山大学などを運営する学校法人南山学園(名古屋市)が、資産運用していたデリバティブ(金融派生商品)の取引で、約34億円の損失を出したことがわかった。

 同学園は「教育や研究活動に影響はない」としている。

 同学園によると、急激な為替変動に伴って、12月になって約34億円の損失が確定した。同学園は2006年からデリバティブ取引を行っており、これまでに約26億円の収益を出していたため、実質的な損失は約8億円に上るという。

 同学園理事の加藤忠夫法人事務局長(64)は「好転の兆しが見えないことから今月に入って契約を解除した。今後はより慎重な運用に努めていきたい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081206-00000022-yom-soci