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2008年12月05日(金) 16時01分

裁判員制度:不安解消 高松地裁判事や報道関係者ら、市民向け取り組み議論 /香川毎日新聞

 来年5月21日に始まる裁判員制度の市民向けシンポジウム「よりよい裁判員裁判に向けて—始めませんか心の準備—」(四国弁護士会連合会主催)がこのほど、高松市内のホテルであり、約160人が参加した。
 高松地裁の菊池則明・刑事部統括判事ら法曹関係者や報道関係者ら5人のパネリストが出席。裁判員制度についての市民の抱いている不安に対する裁判所や弁護士の取り組み、などについて議論した。
 高松市教委の児玉令江子・教育委員からは「事前に講習や勉強会もせずに大丈夫か」「人の人生を左右する裁判を、裁判員制度のために迅速でわかりやすくするだけでいいのか」などの意見が出た。菊池判事は「(事前の学習などを)やらなくてもわかる裁判を目指したい」「わかりやすい裁判イコールいいかげんな裁判ではない。法曹3者で事前に十分な準備をする」などと話した。【吉田卓矢】

12月5日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000239-mailo-l37