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2008年12月05日(金) 15時39分

世界スマートフォン市場、搭載OSでAppleがMSを抜き3位にITmediaニュース

 米調査会社のGartnerは12月4日、2008年第3四半期(7〜9月期)の世界スマートフォン市場の調査結果を発表した。同四半期の販売台数の伸び率は前年同期比11.5%で、同社がこの調査を開始して以来最低だったという。販売台数は3650万台だった。

 ベンダー別では、フィンランドのNokiaがシェア42%で首位を守ったが、同社として初めて販売台数が前年同期より3%減少した。Gartnerは、Nokiaのポートフォリオにタッチスクリーン対応機種がないことを販売台数減少の要因として挙げ、今月発表したタッチスクリーン搭載の「N97」の発売が2009年上期というのは同社にとって痛手だとしている。2位は引き続きカナダのResearch In Motion(RIM)。同四半期に「iPhone 3G」を発売したAppleが700万台を販売して3位に返り咲いた。

 OS別では、Symbianが1位を維持したが、初めてシェアが50%を切った。Gartnerは、Nokiaの販売台数減少と日本の携帯電話市場の不調の影響とみている。2位はRIM(シェア15.9%)、3位は前期5位だったAppleのMac OS X(シェア12.9%)となった。iPhoneが初めて販売台数でWindows Mobile搭載機を上回った。


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