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2008年12月05日(金) 08時58分

合併も辞さず=GM、クライスラー首脳−ビッグ3支援、賛否半ば・議会公聴会時事通信

 【ワシントン4日時事】340億ドル(約3兆円)のビッグスリー(3大自動車メーカー)支援をめぐる米上院銀行委員会の公聴会で4日午後、ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの首脳は、支援が得られるなら、合併も辞さない考えを示した。ただ、議員の間では、支援への賛否で意見が分かれた。
 政府支援と引き換えにGMとクライスラーが合併してはどうかとの、ある議員の提言に対し、ワゴナーGM会長兼最高経営責任者(CEO)は「真剣に検討する用意がある」と表明。ナルデリ・クライスラー会長兼CEOも、両社の合併は80億−100億ドルのコスト削減効果があるとの内部検討結果を示し、前向きな姿勢を見せた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000036-jij-int