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2008年12月05日(金) 12時39分

異例の麻生、志位会談 雇用対策の申し入れ産経新聞

 麻生太郎首相は5日午前、国会内で共産党の志位和夫委員長と会談した。共産党が雇用と中小企業対策の申し入れを要望し、実現した。自民党総裁である首相と共産党トップの会談は極めて異例だ。

 志位氏は、派遣労働者が契約中途で解約される「派遣切り」について「大企業と経済団体に対する政府の強力な監督と指導で辞めさせないといけない」と強く要求した。首相は「承りました」と応じた。会談は河村建夫官房長官と共産党の市田忠義書記局長、穀田恵二国対委員長が同席した。

 志位氏は会談後、記者団に「国会を構成するすべての党と首相が緊急の問題で意見交換するのは当然の姿だ。こういう意見交換、要請活動は今後も適宜やっていきたい」と述べた。

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