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2008年12月05日(金) 23時00分

「インドのオバマになれるのはラタン・タタ」フォーブス誌インド新聞

 米フォーブス誌によれば、アメリカでバラク・オバマ氏がしたように、インドにおいて世論を統一し、国民に希望を持たせることができる人物がいるとすれば、タタ・グループのラタン・タタ会長だという。

 同誌のシニアエディター、ロビン・メレディス氏がリポートで発表したもの。

 さまざまな文化や人種、言語などを内包した多様性の国、インド。テロ事件も頻発し、国内情勢が安定しているといは言い難いが、メレディス氏は「こういう局面こそ、国を引っ張っていける強いリーダーが立ち上がるチャンス」としている。

 タタ氏は政治家ではないが、インド実業界のリーダー的存在として広く認められていころから、同氏は「タタ氏の眼識や管理能力の高さ、そして前向きな愛国心は、インドをひとつにまとめるの格好の資質」と述べている。

 メレディス氏はまた、インドについて「電話回線を設置するのに10年もかかる制度・状況だったのが、技術の進歩により、わずか数年で農家もが携帯電話を 持つようになった。今こそ、政治の面でも同様な飛躍が期待できる時期」としている。メレディス氏の著書に『インドと中国—世界経済を激変させる超大国』な どがある。

12/04/2008 18:39(ニューヨーク発)PTI

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000003-indonews-int