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2008年12月05日(金) 00時33分

<OHT粉飾決算>前社長らを虚偽記載容疑で逮捕 広島地検毎日新聞

 東証マザーズ上場の電気検査装置メーカー「オー・エイチ・ティー」(OHT、広島県福山市)が粉飾決算をしていたとして、広島地検特別刑事部は4日、同社前社長、石岡聖悟容疑者(53)=広島県福山市=ら旧経営陣3人を証券取引法(現・金融商品取引法)違反(有価証券報告書の虚偽記載等)の疑いで逮捕した。

 他に逮捕されたのは、船越克士(43)=同▽秋山毅(44)=岡山県倉敷市=の両容疑者。2人はOHTの元役員。3人とも容疑を認めている。

 調べでは、3人は05年と06年の4月期連結決算で、実際には約2億1400万円と約1億1900万円の最終損失だったのに、各約1億円と約2億6700万円の最終利益だったと虚偽記載した有価証券報告書を中国財務局に提出した疑い。

 OHTを巡っては、弁護士の椿康雄容疑者(54)=第一東京弁護士会=が不正に株価をつり上げたとして、さいたま地検が証取法違反(相場操縦)容疑で逮捕状を取り、行方を追っている。【堀文彦】

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