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2008年12月04日(木) 23時22分

杉村太蔵氏が道1区出馬を表明 無所属も示唆、保守分裂へ東京新聞

 “小泉チルドレン”の杉村太蔵衆院議員(29)=比例南関東ブロック=は4日夜、札幌市での政経セミナーで「北海道1区以外の選挙区から次期衆院選に出馬することは100パーセントない」と述べ、同区からの立候補を正式に表明した。セミナー後の記者会見では、最終的に自民党公認が得られない場合、無所属で出馬する意向も示した。

 今回の出馬表明で北海道1区では保守分裂選挙となることが、ほぼ確実になった。講演した小泉純一郎元首相の飯島勲元秘書官は「公認が取れようと取れまいと、杉村の決意を信じて力を貸してほしい」と訴えた。

 同区では杉村氏と「YOSAKOIソーラン祭り」創始者で元会社役員の長谷川岳氏(37)が自民党公認を争ったが、党は最終的に長谷川氏に決定。自民党は杉村氏をほかの選挙区に移そうとしたが、不調に終わった。

 道1区には両氏のほか民主党から横路孝弘衆院副議長(67)、共産党から党道委員の松井秀明氏(39)が出馬する予定。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008120401000946.html