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2008年12月04日(木) 12時46分

渋谷通り魔の女に懲役4年 2人切りつけ傷害罪東京新聞

 東京・渋谷駅前で女性2人に刃物で切りつけ負傷させたとして、傷害罪などに問われた無職北川初子被告(79)に東京地裁は4日、「公共の場所での安全に不安感を抱かせる極めて悪質な犯行」として、懲役4年(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。

 判決理由で秋葉康弘裁判官は、動機について「北川被告は寝泊まりする場所がなくなり、警察の世話になるため大きな事件を起こそうと考えた。不遇な自分と比べ、楽しそうで幸せそうな被害者をねたましく思い、襲った。身勝手であまりに理不尽」と批判した。

 検察側は論告で「被告は6月に起きた東京・秋葉原の無差別殺傷事件を参考に通り魔事件を起こした」と指摘していた。

 判決によると、北川被告は8月22日夕、果物ナイフで20代女性の左脇腹を1回突き刺して重傷を負わせ、数分後に近くで、別の20代女性の左腕にも切りつけ19日間のけがをさせた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008120401000321.html