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2008年12月04日(木) 19時00分

GS、三洋株買い取りを検討=大和・三井住友銀から−パナソニック新提案を拒否時事通信

 パナソニックによる三洋電機買収をめぐり、三洋の大株主である米ゴールドマン・サックス(GS)は4日、パナソニックへの三洋株売却を改めて拒否し、残る大株主の大和証券SMBC、三井住友銀行からの三洋株買い取りを検討していることを明らかにした。実施すれば、パナソニックの三洋買収戦略は頓挫しかねない。GSはあえて強硬策を打ち出すことで、パナソニックが提示した買収価格への反発を明確にしたもので、三洋株の譲渡交渉から事実上離脱した格好だ。
 三洋の買収価格についてパナソニックは3日、大和と三井住友銀に対し、これまでの1株120円を130円に引き上げる考えを提案。4日にはGSにも同様の方針を伝えた。
 ただもともと1株200円台後半を想定していたGSは、新提案がなお時価(4日終値148円)を下回ることから、「受け入れられない」(関係者)と拒否。その上でGSは、大和と三井住友銀からの三洋株買い取りなどの検討に入った。
 これは、GSなど金融3社が三洋の優先株を取得した際に結んだ契約に基づくもので、三洋株を第3者に転売する場合、金融3社は互いの持つ同株を優先して買い取る権利を持っている。
 権利行使には数千億円の規模が必要なため、GSが実際に権利を行使するかは不透明。ただ少なくともGSは、買収価格が時価を下回る現在の交渉への反対姿勢を貫く姿勢を示したことになる。 

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