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2008年12月04日(木) 23時00分

グジャラート高裁、ナノ工場用地の取得文書提出を指示インド新聞

 グジャラート州の高等裁判所は3日、同州政府に対し、先ごろ"ナノ"工場用地としてタタ・モーターズに割当てたサナンドの土地の、取得を証明する文書を提出するよう指示した。

 同土地について、コーダ村のジートシン・ワゲラ氏を代表に23の農家が「先祖のものだった。州からしかるべき補償を受け取りたい」と申し立てている。

 アーメダバード市当局では1911年に正式取得したと主張している。農家側は、「問題の土地は、1900年に干ばつが発生した後、家畜場の設立用として 100年の期限付きでイギリス政府に貸し出したもの」としている。なお、農家側は"ナノ"工場の建設には反対しておらず、本来所有していたはずの土地につ いて補償を受けられればいいとしている。

 グジャラート州政府は同工場の建設を承認している。現在、環境認可の手続き待ちとなっている。

2008/12/03 18:30(アーメダバード発)PTI

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081204-00000003-indonews-int