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2008年12月04日(木) 11時01分

朝鮮総連事件、取り調べ検事も証人尋問 どう語る?産経新聞

 朝鮮総連中央本部の土地建物などをだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)(74)と元不動産会社社長、満井忠男被告(75)の第26回公判が4日午後1時15分から、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれる。

 中央本部の所有権移転登記先の受け皿会社、ハーベスト投資顧問の前代表を務めた公認会計士や、緒方被告の取り調べにあたった検察官の証人尋問を実施。その後、6回目となる満井被告の被告人質問が行われる。

 前回の公判で、検察側は、両被告と元信託銀行員、河江浩司被告(44)=控訴中=が集まった平成19年5月31日の会合で、満井被告が河江被告から「出資確実」と聞かされたと主張している点について、「本当はなかったのではないか」と追及。満井被告は「事実はある」と反論した。

 一方、同日午後3時には、1審東京地裁で懲役2年、執行猶予4年を言い渡された河江被告の控訴審の判決公判が同日午後、開かれる予定。

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