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2008年12月04日(木) 14時02分

禁止保存料使用:県、三浦製菓に回収命令−−ようかん胡麻大納言 /静岡毎日新聞

 県は3日、菓子への使用が禁止されている保存料を使ったとして、伊東市松原の「三浦製菓」(三浦冨男社長)に対し、食品衛生法に基づいて商品の回収を命令したと発表した。健康被害の報告はないという。
 県によると、回収命令の対象は同社のようかん「胡麻(ごま)大納言」(11月20日製造、賞味期限は来年4月20日)。熱海、伊東市、東伊豆町の5店舗で3060箱が販売された。
 先月25日に県が抜き取り調査した結果、使用が禁じられている保存料「ソルビン酸」が検出された。使用量は1キログラム当たり1グラムと少量で、体重50キロの人がこの商品を毎日1キロ食べても人体に影響は出ないという。
 同社は「保存料を使用できないとは知らなかった」と話しているといい、回収命令が出た商品以前に製造・販売した9500箱も自主回収を始めた。【浜中慎哉】

12月4日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081204-00000159-mailo-l22