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2008年12月04日(木) 22時50分

<裁判員制度>乳幼児一時保育、受け入れの態勢整う毎日新聞

 来年5月に始まる裁判員裁判が実施される60地裁・支部がある自治体のすべてで、乳幼児を育てる裁判員のために一時保育を受け入れる態勢が4日までに整った。最高裁は育児を理由にした辞退を認める方針だが、母親らの参加を促すため保育サービスの充実が課題になっていた。

 各地裁は地元自治体に(1)住民以外も利用できる「広域入所」(2)通常午後5時までの保育時間の1時間延長−−を求め、協議してきた。厚生労働省も自治体に柔軟な運用を文書で要請していた。

 毎日新聞が11月に実施したアンケートでは、60地裁・支部の9割近い52カ所で利用できる見通しになっていたが、その後の協議で全60カ所で実現する見通しが立ったという。【北村和巳】

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