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2008年12月04日(木) 14時02分

模擬裁判:裁判員候補通知受け、市民参加し−−地裁 /大分毎日新聞

 裁判員候補者名簿に記載された市民への通知が始まったのを受け、大分地裁は1〜3日、強盗致傷事件を想定した模擬裁判を開いた。
 6人の裁判員役は市民が務め、裁判官、検察官、弁護人は現職が参加。万引きをしようとした被告人が男性店員に発見され、逃げる際に店員に暴行を加えけがを負わせたという設定で、検察側が強盗致傷罪適用を主張し、懲役6年を求刑。
 3日の最終日には裁判員6人と裁判官が終日評議した結果、「被害者の供述を全面的に信用することは出来ない」などとし、弁護側の主張通り窃盗未遂罪と暴行罪を適用し、懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡した。
裁判員役の女性会社員(35)は「今回は、被害者の感情に流されないように注意したが、もっとひどい事件なら、流されるかも知れない」と語った。【深津誠】

12月4日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081204-00000195-mailo-l44