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2008年12月04日(木) 13時03分

<警察庁>録音・録画の取り調べ31件 試行3カ月毎日新聞

 警察庁は4日、9月に始まった取り調べの一部録音・録画の試行3カ月の実施状況を発表した。警視庁や大阪、埼玉、千葉、神奈川の5都府県警で31件、26人に実施され、拒否が1件あった。この1件は、強盗傷害容疑の男が「みじめな姿を公判でさらしたくない。素直に話しているのに録画され、うそを言っているようだ」と拒んだため実施しなかったという。

 来年5月に始まる裁判員制度で効率的に立証するための取り組みで、取調官が供述調書を読み聞かせる様子などを撮影した。5都府県の裁判員対象事件の1割に相当するという。来年4月から全都道府県で実施する。【長野宏美】

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