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2008年12月03日(水) 14時02分

ストーカー行為で有罪、下山判事の弾劾裁判が結審読売新聞

 部下の女性へのストーカー行為で有罪が確定した宇都宮地裁の下山芳晴判事(55)(職務停止中)を罷免するかどうかを審理する弾劾裁判(裁判長・松田岩夫参院議員)の初公判が3日、国会の裁判官弾劾裁判所で行われ、結審した。

 判決は今月24日に言い渡される。弾劾裁判が開かれるのは7年ぶり8件目。これまでに5人が罷免判決を言い渡されている。

 公判では裁判官訴追委員会の臼井日出男委員長が、下山判事のストーカー行為は罷免の理由にあたるとする訴追状を朗読。下山判事は「すべて事実です」と訴追事実を全面的に認めた。

 下山判事は尋問で、女性に卑わいなメールを送った理由について、「女性がほかの男性と交際しているのをやめさせたかった」と述べ、嫉妬(しっと)心があったことを認めた。

 一方、現在も支払われている給与について、下山判事は「生活できなくなる」と述べ、返納を拒否。最終陳述で、「裁判員制度発足を控え、より良い司法を築かなければならない立場にありながら、国民の信頼を大きく損ねたことを深く反省している」と謝罪した。

 弾劾裁判は衆参両院議員計14人の裁判員で行い、10人以上が賛成すれば下山判事は罷免される。

 下山判事はストーカー規制法違反罪に問われ、8月、甲府地裁で懲役6月、執行猶予2年の有罪判決を受け、確定した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081203-00000027-yom-soci