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2008年12月03日(水) 14時12分

<愛知県>2基金全額取り崩しへ 税収減で知事方針毎日新聞

 愛知県の神田真秋知事は3日、来年度の県税の減収が今年度予算比で2700億円になるとの見通しを明らかにした。財源不足に対応するため、県の貯金である財政調整基金(202億円)と県債返済のために積み立てた減債基金(509億円)を全額取り崩すほか、県債を増発し、国に財政措置を求めるなどして対応するという。

 同日の県議会12月定例会の代表質問で、藤川政人議員(自民)の質問に答えた。

 神田知事は「上場企業の来年3月期業績予測では全産業ベースで連結経常利益が25%減り、特に自動車産業は6割近い減益見通しで、本県の税収を直撃する」と説明したうえで、「(基金取り崩しや県債増発といった)対策を講じてもなお予算編成することは難しい。事業の緊急性や必要性を厳しく見直すことで、歳出の縮減に取り組む」と、厳しい姿勢で来年度予算編成に臨む方針を示した。

 神田知事は1日の県議会本会議で、「減収は2000億円を大幅に超え、3000億円にも近づく可能性がある」と表明していた。【丸山進】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081203-00000061-mai-pol