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2008年12月02日(火) 17時18分

麻生首相は政治をなめているのか?〜二度ある事は三度あるツカサネット新聞

麻生首相は2次補正予算案の提出先送りを決定した。

衆議院解散を実施しない理由に「政局より政策」を挙げていたことと根本的に矛盾する。麻生首相は同2次補正予算案に関し、10月30日の記者会見で「スピード、即ち迅速性が第一」と述べていたが、来年1月の通常国会に先送りすることのどこが「スピード」なのであろうか?

2次補正予算案を通常国会へ先送りすることに関し、記者団から「今までの“緊急性重視の姿勢”と矛盾しないか?」と問われた首相は、即座に「全然矛盾しない。1次補正予算案が現在は十分に機能しているので、問題ない。」と述べた。

そもそも2次補正予算案は1次補正予算案が十分でないから作成したのではないか?以前の会見で首相は「年末にかけて中小企業の資金繰りがさらに苦しくなる」ことを2次補正予算案の作成理由に挙げていた。だったら「1次補正予算案で十分」というのは全く矛盾していると言わざるを得ない。

首相は色々と矛盾だらけの理由を恥ずかしげもなく述べているが、この先送りはまさに、野党からの追及逃れであり、それにより、解散・総選挙に追い込まれることを恐れたために考えられた苦肉の策に他ならない。要するに、国民への「景気対策」という約束など全く忘れ、保身に走るのみで、政治をなめきっているのである。

日本郵政株の売却凍結、道路財源の一般財源化に伴う1兆円の地方移譲、「医師の常識」に関する首相の発言の迷走、そしてそれによる政府、与党の混乱ぶりを見ることは、不景気に悶え苦しむ国民に対してさらに追い討ちをかけるように、この世に対する絶望感に苛ませることとなる。

このような現政権の混乱は、幕末の徳川幕府を思い起こさせる。現在、NHK大河ドラマ『篤姫』の視聴率が高いのは、このような現政権の混乱振りと幕末当時の状況があまりにも似通っていることから、国民の関心が高いことに起因しているのではないか?

先週の『篤姫』では、鳥羽・伏見の戦いから徳川慶喜が逃げ帰ったことを放映していたが、まさにこれは安倍、福田と2代続いた政権放り出しと、解散・総選挙からの逃げに徹した無責任な麻生内閣の、国民を愚弄した政権運営による未曾有(麻生首相はこれを“みぞうゆう”と読んだらしいが、“みぞう”と読みますのであしからず)の政治不信の状態を映し絵のように表しているように思えてならない。

“2度あることは3度ある”というが、政権放り出しが今まさに麻生内閣で起ころうとしていると思う。(麻生首相の妄言、失言とそれに伴う政府・与党の迷走は実質的な政権放棄に等しいと言わざるを得ない。)NHKはよく暗示的に、時事をタイムリーに特集したりするが、『篤姫』もまさに、このような現政権の体たらくを予見し放送されたのではなかろうか。

今度、麻生首相が政権を放り出したら、自民党はまた総裁選をして、国民の信を得ていない4代目の総選挙用の総理・総裁を選出するのだろうか?もしそうなったら、ただ笑って見ている他にない。



(記者:おとひこ)

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