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2008年12月01日(月) 00時00分

裁判「被害者参加」きょう施行…被告への質問も可能に読売新聞

 犯罪被害者やその遺族が、刑事裁判で被告に質問したり、求刑の意見を述べたりできる「被害者参加制度」が1日から始まる。

 殺人や傷害、強制わいせつ、自動車運転過失致死傷などの事件を対象に、同日以降に起訴された事件から適用される。約半年後には裁判員制度も始まり、日本の刑事裁判は大きな転換期を迎える。

 新制度では、裁判所が参加を認めた被害者や遺族が、法廷で検察官の隣に座り、裁判所が許可した範囲で、被告に直接質問したり、情状に関することで証人尋問したりできるほか、検察官の求刑の後で、独自に求刑の意見を述べることができる。被害者側の弁護士も裁判に参加できることになり、経済的に余裕のない被害者のための国選弁護制度も始まる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081130-00000044-yom-soci