道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕された警視庁警視日高幸二容疑者(50)が、茨城県警の調べに、運転中に起こした当て逃げ事故について「被害者と話をすれば飲酒だと分かってしまうので逃げた」と供述していることが19日、分かった。
日高容疑者はこれまで「事故を起こした記憶はない」「事故を起こしたが当て逃げではなく車を止める場所を探していた」と供述を変えていた。
また日高容疑者は「全国の警察で飲酒運転根絶の取り締まりを実施する中、反省しても反省し切れない」と話しているという。
県警は同日、「事実を認めており証拠隠滅や逃走の恐れがない」として日高容疑者を釈放した。年内にも道交法違反(酒酔い運転と当て逃げ)容疑で書類送検する方針。
県警によると、日高容疑者は所属する警視庁施設課のレクリエーションでビールと酎ハイの500ミリリットル缶を計数本飲んでいた。「酒を飲んだ後、1時間ぐらい仮眠をとったので大丈夫かなと思った」と供述しているという。
調べでは、日高容疑者は17日夜、茨城県稲敷市の県道で酒に酔った状態で車を運転した疑い。前を走っていた車と接触事故を起こし、約2キロ先で脱輪して停車していたところを逮捕された。
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