2008年11月15日(土) 06時30分

「蟹工船」で働く男たちを幅広い世代から募集中（オリコン）

　発表から約80年。今年だけで60万部を売り上げる突然のブームとなった、小林多喜二の小説『蟹工船』。同作品が松田龍平主演で映画化されるにあたり、蟹工船で働く男たちを演じる男性エキストラを募集中だ。

　『蟹工船』は、オホーツク海で蟹を獲り加工を行う船を舞台に、労働者と雇用者側の闘いを描く、プロレタリア（労働者階級）文学の代表的作品。小林多喜二の没後75年の今年、新聞などで紹介され、混迷する現在の時代背景とも相まって再びブームとなった。

　監督・脚本は『ポストマン・ブルース』『疾走』などの作品で国際的にも評価を受けるSABU。制作サイドは「原作をリアルに残酷に映像化するのではなく、人生を諦めつつも、そこに甘んじているどことなく呑気な労働者たちをとことんポップに、滑稽に描いて、現代と若者と繋がることを目指します」と語り、幅広い世代の男性エキストラを募集している。

　エキストラに参加する人たちに向けSABU監督からは「皆さん、私と一緒に航海しよう!(後悔させません!!)」とのメッセージが送られた。撮影は2008年11月30日(日)〜12月25日(木)に行われ、撮影場所は栃木県足利市内で、同地まで自力で来られる人が対象となる。

　新解釈で映像化される『蟹工船』に参加するチャンス。応募の詳細は下記関連リンク、月刊デ☆ビューの公式WEBサイトWEBデ☆ビューにて掲載中。

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