米カジノ大手ラスベガス・サンズは13日、マカオで建設中の大型リゾートについて、世界的な金融危機の影響で資金繰りの見通しがつかなくなったため、一時中止すると発表した。最大1万1000人の労働者を解雇する可能性があるという。同社幹部がマカオでの記者会見で明らかにした。
サンズはこれまで同リゾートの建設に約12億ドル(約1100億円)を投資したが、継続に必要な15億—20億ドルの資金を調達するめどが立たなくなった。再開の見通しなどには触れなかった。
サンズは当面、シンガポールでのカジノ開発事業に集中する方針。(共同)
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