2008年11月12日(水) 17時15分
野村系ネット証券に業務改善命令=注文処理のトラブルで−金融庁(時事通信)
金融庁は12日、野村ホールディングス(HD)傘下企業で注文処理をめぐってトラブルを起こしたインターネット取引専業6位のジョインベスト証券(東京)に業務改善命令を出した。顧客への対応、内部管理体制の充実など再発防止策について来月11日までの報告を求めた。
同社は10月14日から16日にかけて、顧客の株式売買注文が成立したのに、その後も不成立を意味する「失効」の表示が取引確認画面に出る状態が1日以上続いた。金融庁は、顧客の取引に関して必要な情報を適切に通知していなかったことが、金融商品取引法違反に当たると判断した。
同社はこれを受け、トップ2人の報酬を3カ月カットする社内処分を発表。福井正樹社長は30%、平野信介代表取締役は10%減額する。
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