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2008年11月10日(月) 12時12分

来春はちょっとつらそう…スギ花粉の飛散は今年の2倍以上も読売新聞

 花粉症の人はご注意を──。来春のスギ花粉の飛散量が今年に比べ、「2倍以上になる地域もある」と、日本気象協会が予測している。

 前年夏の気温が高く、降水量が少ないほどスギの花芽が育ちやすくなるためで、今夏の暑さが厳しかった地域ほど、飛散量が多くなるとみられる。

 同協会は東海、近畿、中国、四国地方と九州では「非常に多くなる」(今年の2倍)、東京、神奈川、千葉、群馬、山梨の5都県では「同じか多い」(同1・5倍)としている。

 林野庁などによると、スギの花芽の生育は夏場の気候に左右される。この時期に高温で日照時間が長く、降水量が少ないほど、多くの花粉ができる。

 今年の夏は平年と比べて全国的に気温が高く、降水量も少なかった。気象庁のデータでは、関東甲信地方で平年に比べ0・4度、東海地方で0・6度、中国、四国地方で0・7度など、各地で平年を上回った。降水量も、関東甲信地方は平年並みだったが、近畿、四国地方などの西日本では平年の5〜8割程度だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000021-yom-soci