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2008年11月05日(水) 00時00分

島の3中学が最後の文化祭中国新聞

 来春、中学校が一つに統合される広島県大崎上島町で、現在ある3校が最後の文化祭を開いた。創作劇や創作パフォーマンス、器楽演奏をそれぞれ披露し、最後の晴れ舞台を締めくくった。

 3校とも2日に開いた。全校48人の木江中は創作劇「神峰・木江せとうち物語—最終章—」を上演。20年後の島を舞台に「学校がなくなっても受け継がれる思いがあれば未来につながる」ことを学ぶ。保護者や祖父母のころの学校もいきいきと再現した。

 「大崎もりだくさん」と題し、大崎中では3年生27人が和太鼓と獅子舞、ソーラン踊りを組み合わせた創作パフォーマンス「海神」を発表。本番に向けて演目別に地域のグループから習い、振り付けも教諭と練ってきた。

 東野中は「新潮(あらしお)祭」を開き、全校45人が「カルメン」「負けないで」など4曲の器楽合奏をした。30日にも全校生徒による音楽公演をする。

【写真説明】<左>海洋少年団の様子などを再現した木江中の文化祭 <右>獅子舞や和太鼓を熱演する大崎中の生徒

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811050028.html