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2008年10月26日(日) 03時39分

「サイバンインコ」現代用語の基礎知識に 裁判制度のキャラクター産経新聞

 来年5月スタートの裁判員制度をPRする法務省・検察庁のキャラクター「サイバンインコ」が、2009年版の「現代用語の基礎知識」(自由国民社、11月14日発売)に掲載されることになった。

■写真で見る■サイバンインコに負けない“ゆるキャラ”大集合

 編集部によれば、裁判員制度そのものの解説は数年前から掲載されているが、今年誕生した「サイバンインコ」はそれとは別に「ユニークなネーミングもの」のコーナーに、写真つきで掲載されるという。

 「サイバンインコ」は、福岡高検が考案した広報キャラクターで、全国の地検・高検で60あるキャラクターの中から今年6月、自ら着ぐるみを着たこともある当時の鳩山邦夫法相が統一キャラクターに指名した。

 11月下旬にはじまる裁判員候補者の「名簿記載通知書」発送に向けてタイミングもよく、「現代用語−」入りに法務省内では「大きなPRになる」と期待している。

 法務省でも制度の啓発推進の追い込みに力が入っている。11月22〜24日にフジテレビ社屋で行われるイベント「お台場オトナPARK」に「裁判員制度」のスポンサー名で特別協賛、モニターや電飾広告、横断幕などで制度をPRする。同省が民間イベントのスポンサーとなり広報活動するのは異例のことだという。

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