【ワシントン24日共同】米メディアによると、米財務省は24日までに、金融危機への対策となる緊急経済安定化法に基づく2500億ドル(約23兆6000億円)の公的資金による資本注入について、既に注入を決めた大手9銀行を含め、30行以上を対象とする方針を固めた。
財務省は当初、資本注入対象の銀行のリストを公表する予定だったが、各金融機関が個別に公表する方式に変更。これに従って、米中堅銀行リージョンズ・ファイナンシャルなど3社は24日、計120億6600万ドルの注入を受けると発表した。
内訳はリージョンズが35億ドル、PNCファイナンシャル・サービシズ・グループが77億ドル、ファースト・ホライズン・ナショナルが8億6600万ドル。このほか、キャピタル・ワン・ファイナンシャルやサントラスト・バンクも注入を受ける見通しだ。