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2008年10月23日(木) 21時57分

<ASEM首脳会合>麻生首相、中韓首脳と会談へ毎日新聞

 麻生太郎首相は23日夜、アジア欧州会議(ASEM)首脳会合に出席するため訪中する。24日午前には中国の胡錦濤国家主席、温家宝首相、韓国の李明博(イミョンバク)大統領とそれぞれ会談する。3首脳との会談は麻生政権発足後初めてで、首脳間の信頼関係構築を目指すほか、金融・経済情勢についても意見交換する。

 麻生首相は胡主席との会談で、日中の「戦略的互恵関係」をさらに発展させることを確認するほか、中国製冷凍ギョーザ中毒事件などを踏まえ「食の安全」についても協議する。温首相との会談では、外交ルートを通さず捜査当局間で情報交換ができる「日中刑事共助条約」の批准書を交換する。また、麻生首相は24日に開かれる日中平和友好条約締結30周年の記念式であいさつし、両国関係の重要性をアピールする。

 日韓首脳会談では、シャトル外交の継続などが議題となる見込み。ドイツのメルケル首相とも24日午後、会談する予定。

 ASEM首脳会合では、世界的な金融危機に対処するため金融情勢などについて協議する。首相は25日のASEM閉幕後、北京市内で共同記者会見に臨み、同日深夜に帰国する。【高塚保】

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