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2008年09月30日(火) 00時56分

解散、「小沢質問」聞き判断へ=麻生首相−与党に予算委審議入りの動き時事通信

 麻生太郎首相は29日、衆院解散のタイミングについて、所信表明演説に対する10月1日の各党代表質問で、民主党の小沢一郎代表の質問を聞いた上で、判断する意向を固めた。首相としては2008年度補正予算案を成立させた上で、解散に踏み切りたい考え。予算委員会の開催に否定的だった与党内にも、弾力的に対応すべきだとの意見が出てきた。
 与党内には各党代表質問が終了する10月3日に解散に踏み切るべきだとの意見がある。2008年度補正予算案の審議に入れば、野党側が中山成彬前国土交通相を任命した首相の責任を追及するのは必至。その前に解散して野党の攻勢をかわす狙いからだ。
 ただ、首相は29日の所信表明演説でも補正予算案の成立に改めて意欲を示した。首相は小沢氏の代表質問や世論の出方を見極めた上で最終判断する考えだ。 

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