記事登録
2008年09月26日(金) 11時49分

麻生内閣支持率44.6% 福田内閣下回る 本社・FNN世論調査 産経新聞

 麻生内閣誕生を受け、産経新聞社はFNN(フジニュースネットワーク)と合同で25日、世論調査を実施した。内閣支持率は44.6%で、発足直後の支持率としては福田康夫前内閣の55.3%を下回り、平成5年の細川護煕内閣以降の10内閣のうち、下から3番目という低水準となった。政党支持率は自民党が31.7%で民主党(25.9%)を5.8ポイント上回ったが、この差は自民党総裁選告示直前の前回調査(今月10、11日)とほとんど変わらなかった。

 自民党が見込んだ「総裁選効果」や「ご祝儀相場」はみられず、新内閣発足の勢いで衆院解散・総選挙に臨むという自民党のシナリオ通りにはならなかった。

 その他の政党支持率は公明党4.1%、共産党2.5%、社民党1.3%、国民新党0.1%、新党日本0.1%。支持政党なしは32.3%だった。

 麻生首相と民主党の小沢一郎代表に対するイメージを「指導力」「演説」「討論」など6項目で評価してもらった。指導力で麻生首相49.7%、小沢氏39.5%となるなど、すべての項目で首相が小沢氏を上回り、「党首力」の差を見せつけた。

 だが、次期衆院選の比例代表で投票したい政党は自民党36.0%(前回比1.7ポイント増)、民主党39.3%(同4.1ポイント増)で、民主が自民を3.3ポイント上回った。次の衆院選で自民党、民主党のどちらかに勝たせたいかとの設問では、自民40.7%、民主48.5%とさらに差が開いた。

 臨時国会で重視すべき課題では「補正予算成立」が最も多く31.1%。「できるだけ早い衆院解散・総選挙」も28.7%、「米国発の金融不安への対応」を挙げる人も22.6%いた。

 衆院解散・総選挙を望む時期は「年内」が32.7%で最も多く、次いで来秋の「任期満了または来年後半」29.4%、「来年前半」17.2%で、「すぐに」は16.6%だった。

【関連記事】
麻生首相国連演説「きのう総理になりました」 「演説やり直し」のハプニングも
【今、何が問題なのか】日本の首相は不在
【先週の政界名場面】コスプレ男性は麻生氏支持らしいが…
【先週の政界名場面】血が騒ぐ? “政局好き”の小泉元首相が動き出した
【先週の政界名場面】ボウリング大会に出る小泉元首相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080926-00000533-san-pol