日銀、1兆5000億円を緊急供給＝金融市場の不安沈静化へ（時事通信）

2008年09月16日(火) 11時01分

　日銀は16日朝、短期金融市場に1兆5000億円の緊急資金供給オペ（公開市場操作）を実施した。米証券大手リーマン・ブラザーズ証券の経営破綻（はたん）などを受けた金融市場の不安を沈静化させるのが狙いとみられる。
　これに先立ち、白川方明総裁はリーマン破綻に関連し「最近の米国金融機関をめぐる情勢とその影響を注視しつつ、引き続き、適切な金融市場調節の実施などを通じて、円滑な資金決済と金融市場の安定確保に努めていく方針だ」との談話を発表した。　

【関連ニュース】
・〔写真ニュース〕米証券大手リーマンが経営破綻
・〔用語解説〕「リーマン・ブラザーズ」
・長期金利、1.4%割れ=先物は一時ストップ高-東京債券市場
・円、3円超の急騰=リーマン破たんでドル売り加速-東京外為
・東京株も急落=一時550円安-リーマンショック