2008年09月15日(月) 22時34分
[ロンドン市場]リーマン破綻などを受け大荒れに(サーチナ・中国情報局)
週明けのアジア市場では、週末に報じられたリーマンブラザーズの破産法適用申請、メリルリンチのバンカメによる救済合併などを受けてドル安円高が進んだ。
その後を受けてのロンドン市場ではリスク懸念から円高の加速が目立つ展開に。ドルは朝方は弱かったものの反転した。
◆クロス円大きく値を崩す
米株先物や欧州株が大きく値を落とす中、リスク懸念の動きが強まった。
リスク懸念を受けて、ドル円、クロス円は大きく値を崩しドル円は104円台半ばまで売り込まれた。クロス円に関しては、アジア時間のオープンで値を落とした後アジア時間中は、ドル売りの流れの中で欧州通貨やオセアニア通貨が対ドルで堅調となったためもみ合いとなっていた。
しかし、リスク懸念の動きが強まったことでクロス円の売りが徐々に優勢になると、今回の金融市場への懸念が欧州などにも波及するとの思惑が伝わり、一部でECBの緊急利下げの噂なども流れる中で大きく値を崩した。
◆ドルは対円除いて堅調
ドルは、朝方のドル安を経て、ドル円を除いて買いが優勢となった。
金融不安が世界中に広がるとの思惑が強まり、ECBなどの緊急利下げの噂まで出るような状況となって週明けのオセアニア・アジア時間で対ドルで買いが出た分の調整が入った。
◆原油大幅に下落
米金融市場への懸念が米国の需要減退懸念、米国からの資金逃避懸念などから大きく売り込まれた。リスク懸念から金などは買いが優勢となったことと対照的な動き。
※情報提供:Klugクルーク
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