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2008年09月11日(木) 19時24分

4府県の米穀会社に転売=事故米の認識否定−農水省立ち入り調査・三重の仲介業者時事通信

 工業用事故米の不正転売問題で、名古屋市の米粉加工会社「浅井」から事故米を購入した米穀仲介業「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)が農林水産省の調査に対し、京都府や愛知県など4府県の米穀仲介・加工会社に転売したと説明していることが11日、分かった。同省は同日夜、ノノガキを立ち入り調査した。同社の野々垣勝代表取締役は「事故米とは認識していなかった」と話した。
 農水省が工業用として売った事故米は、三笠フーズ(大阪市)の販売ルートとは別に、食用に流通した可能性が高まってきた。
 同省の調査に対し、野々垣代表は浅井から購入した事故米について、京都府と愛知、岐阜、三重各県で米穀仲介・加工会社に転売したと説明しているという。 

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〔用語解説〕「事故米」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000132-jij-pol