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2008年08月31日(日) 16時53分

非常事態宣言発令を否定=市民団体の活動批判−タイ首相時事通信

 【バンコク31日時事】タイのサマック首相は31日、テレビ演説を行い、首相辞任を求めて26日から首相府占拠を続けている市民団体「民主主義市民連合」の活動を「違法行為」と批判するとともに、辞任の考えがないことを改めて表明した。非常事態宣言を発令する考えがないことも明らかにした。上下両院は同日、特別会議を開き、混乱の打開策を協議した。
 首相は演説で「わたしは選挙で国民に選ばれた」と強調し、首相の座にとどまる正当性を主張。市民連合を首相府から武力で排除する考えがないことも繰り返した。 

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