2008年08月30日(土) 08時01分

消費者物価２・４％上昇　７月（産経新聞）

　総務省が２９日発表した７月の全国消費者物価指数（平成１７年＝１００）は、ガソリンや食料品の値上げが響き、生鮮食品を除く総合指数で１０２・４と、前年同月比２・４％上昇した。消費税率引き上げの時期（９年４月〜１０年３月）を除き、４年６月以来の１６年１カ月ぶりの高い伸び。１０カ月連続の上昇で、家計負担の拡大から、消費抑制に拍車がかかりそうだ。

　品目別では、ガソリンや灯油、電気・ガス代を含むエネルギーが１７・４％上昇し、全体を約１・３８％分押し上げた。ガソリン単体では２８・７％上昇、灯油は５３・２％も上がった。

　また、小麦高騰を受け、スパゲティが３２・０％、食パンや即席めんなども軒並み上がり、生鮮食品を除く食料は３・８％上昇、全体を０・８３％分押し上げた。ほかに、燃料費上昇分を転嫁する燃油サーチャージの影響で航空運賃、海外パック旅行なども上がった。

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