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2008年08月30日(土) 00時12分

<米共和党>副大統領候補に44歳の女性知事ペイリン氏毎日新聞

 【デンバー(米西部コロラド州)及川正也】米大統領選の共和党候補に内定しているジョン・マケイン上院議員(72)は29日、副大統領候補にアラスカ州の女性知事、サラ・ペイリン氏(44)を選んだ。同氏は銃規制に反対する全米ライフル協会に加盟し、人工妊娠中絶に反対するなど保守派として知られる。

 主要政党の女性副大統領候補は84年の民主党候補以来2人目で、共和党では初めて。9月1日開幕の全国大会で正式指名される。

 マケイン氏にはペイリン氏の起用で弱点とされる若年層や女性層、保守派を取り込む狙いがあると見られる。同氏には地球温暖化対策に積極的な中道派の側面もあり、マケイン氏の政治理念を共有している。

 【略歴】サラ・ペイリン氏 64年2月11日生まれ。アイダホ大卒。06年にアラスカ州で最年少かつ初の女性知事に当選し、1期目。ジャーナリストを経て、同州ワシラ市会議員2期、同市長2期を務めた。障害児を含む5人の子供がいる。

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