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2008年08月30日(土) 15時49分

映画「デトロイト・メタル・シティ」気弱な青年、実は超過激バンド産経新聞

 ■「以前の役のイメージ壊したい」松山ケンイチ

 おしゃれな音楽の道を目指す、気弱な“クネクネ”青年が、なぜか超過激バンドの“カリスマ”ギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」として活躍していく物語を、松山ケンイチが変幻自在に演じている映画「デトロイト・メタル・シティ」。カメラが回っていないシーンや、アフレコまで「白塗り」メークで臨んだという松山は「以前の作品でついたイメージを、この作品でまた壊したい」と抱負を語った。

 ≪崇一(松山)は、ミュージシャンの夢を求め上京するが、レコード会社の女性社長(松雪泰子)に見いだされ、なぜかバンド「デトロイト・メタル・シティ(DMC)」のメンバーに。DMCの人気は沸騰するが、自身のやりたい音楽はまったく評価されない。悩む崇一は大学時代のあこがれの人、相川さん(加藤ローサ)と再会するが…≫

 若杉公徳の大人気マンガが原作。松山自身は、出演のオファーが来る前から原作を読んでおり、「すごく笑えるマンガだったので印象に残っていて、撮影が楽しみだった」という。

 音楽については「よく聴くが、経験は全くない」という松山だったが、ステージで演じたクラウザーを後押ししたのは、公募で選ばれ、エキストラを務めたマンガの「DMC」ファンだったという。「長時間撮影しても、ずっと高いテンションでいる。それだけのパワーをもらって、必死にくらいついてがんばった」

 クラウザーの演技の一方で、松山自身が「ここまで気持ち悪くなるとは思わなかった」という崇一の“クネクネ”ぶりも秀逸。ただ「自分の目指す音楽、夢をあきらめない強い心には格好良さを感じた」とも。

 映画「デス・ノート」の天才探偵「L」役で大ブレークした松山。個性の強い役が続くが、「自分が面白いと思った役を演じるだけで、これからもどんどん前の役でついたイメージを壊していきたい」と話した。

 TOHOシネマズ梅田ほかで公開中。(広瀬一雄)

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