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2008年08月28日(木) 12時00分

環境志向の未来派コンセプトカー、10のデザイン:画像ギャラリーWIRED VISION

コンセプトカーをデザインするとき、実用性はほとんど重視されない。ガラス製の車体? 銃撃用の開口部のような細長い窓? こうした非実用的なアイディアは、米General Motors社が『Hummer』の生産中止を決めるよりも早く、自動車メーカーの弁護士たちに却下されるだろう。

しかし、実用性など問題ではない。コンセプトカーは空想の塊であり、車のデザインを未来へといざなうものなのだ。

将来、ガソリンがスコッチより高くなる日が来る。英国王立芸術大学院(RCA)の学生たちはそれを念頭に、藻類から作った燃料や電気で走る車をデザインした。

これから紹介するデザインは奇妙なものばかりだが、あなたが将来乗る車に影響を及ぼすはずだ。RCAでは1967年から車のデザインを教えており、卒業生には米Ford Motor社、マツダ、スウェーデンのVolvo Car社などの大物デザイナーが名を連ねる。もしかしたら、あなたが今乗っている車にも、RCAの卒業生がかかわっていたかもしれない。あなたの車がガラス製でなくてもだ。

ガラス製ボディーの『Airflow』
フランスのPierre Sabas氏がデザインした『Airflow』。車輪に電気モーターを搭載し、車体はすべてガラスでできている。「織物のように包み込もうという試みだ。新しい運転感覚をもたらし、搭乗者に外界に対する新たな認識を提供する」と同氏は説明する。『Pilkington Automotive Vehicle Design Awards』の「最優秀デザイン解釈賞」に輝いた。(2)はこちら
Image courtesy Royal College of Art

WIRED NEWS 原文(English)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080828-00000004-wvn-sci