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2008年08月28日(木) 07時50分

レジ袋の有料化、準備期間短すぎるの声も 和歌山、協議会が初会合産経新聞

 和歌山県内全域のスーパーで配られるレジ袋の有料化に向けて、県と市町村、15事業者でつくる「わかやまノーレジ袋推進協議会」の設立会議と初会合が27日、和歌山市内で開かれた。事業者からは消費者への細やかな周知と参加事業者の拡大を求める声が相次ぎ、県が掲げる来年1月からの実施目標に対しては「準備期間が短すぎる」との意見も出た。

 会議では一部事業者がレジ袋の「有料化」との表現について「消費者から実質的な値上げととられかねない。『無料配布の中止』という表現に統一すべきだ」と指摘。これを受けて、消費者向けの普及活動では「有料化」という表現は使わない方針を確認した。

 さらに、「来年1月からの実施はかなり困難。市町村ごとに事業者が集まってもっと協議すべきだ」といった意見や、「これだけ短い期間で普及啓発ができるのか」と懸念する声も出たが、県側は来年1月から一斉実施する方針をあらためて示した。同協議会は9月25日の第2回会合で有料化の一斉実施に参加する事業者を確定し、12月中に協定調印式を開く方針。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080828-00000058-san-l30