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2008年08月28日(木) 10時27分

「チキンラーメン」半世紀 救援物資でも活躍 世界で年1000億食産経新聞

 ■「食足世平」の理想、脈々と
 発売して25日で半世紀になった日清食品の世界初の即席めん「チキンラーメン」。世界中で年間1000億食が食べられている「インスタントラーメン」は大阪府池田市の小さな木造の研究室で産声を上げた。
 食が足りてこそ世の中が平和になるという「食足世平」の理想を掲げた日清食品創業者、故安藤百福氏の志は、世界の人々の食生活を支え、災害や紛争時の救援物資の形でも生かされている。
 早くから海外展開を考えた百福氏は1958年のチキンラーメン誕生から13年後の71年にカップめん「カップヌードル」を発売。フォークで食べられる形にしたことで、欧米をはじめ世界で受け入れられた。「スープの味を現地仕様に変えればおふくろの味になり、異国の食文化に同化しやすい」(安藤宏基日清食品社長)点も普及を促した。
 調理が簡単で保存のきく即席めんは救援物資としても活躍している。百福氏の提唱で1997年設立された世界ラーメン協会には、約20カ国・地域のメーカー約60社が加盟。2004年のスマトラ沖地震、米国のハリケーン「カトリーナ」などの災害や紛争による避難民発生の際は、サンヨー食品やネスレといった各国の加盟社が連携、即席めんを送り届けている。
 日清食品は05年、米スペースシャトルに宇宙用の即席めん「スペース・ラム」を提供。野口聡一宇宙飛行士が機上で堪能し、記者会見した百福氏は「ラーメンが宇宙に行くという夢のような話を実現できてうれしい」と少年のように目を輝かせていた。

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