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2008年08月27日(水) 10時01分

メタボ特需?“お腹にやさしい”男性用インナーが人気ダイヤモンド・オンライン

 「メタボ」「メタボ」と、巷間、喧しい昨今。どうにも他人の視線が、自分のお腹に向けられているような気がしてならない——という方も多いのではなかろうか。そうは言っても、出っぱったものは簡単に引っ込むものでもない。

 ならば、「なるべく目立たないようにしたい……」。そんな男性のニーズを反映してのことか、“お腹にやさしい”男性用ファッションが人気を呼んでいる。

 デサントと東レが2006年より展開している「T-body」は、Tシャツ感覚のトップスを着用する男性用水着。そのまま水に入ることができるので、プールサイド等で上半身を露出する必要がない。スポーティなデザインながらも、ゆったりしたカッティングが施されているため、体のラインが目立ちにくいのが特徴だ。この夏すでにお世話になったお父さんは多いかもしれない。

 ちょっと抵抗はあるかもしれないが、男性用の補整下着もある。トリンプが販売する「HOM(オム)」の「ロングガードル」がそれで、「おなかを押さえる」「ヒップラインを整える」機能に加え、今夏発売のモデルは「カンガルーポケット(水平に開く窓)」を採用。気になるトイレ時の着脱を容易にしたという。見た目の“即効性”を求めるならば、ガードルは一番手っ取り早いアイテムといえそうだ。

 一方、“履いて歩くだけでシェイプアップ効果が得られる”というインナーがワコールの「クロスウォーカー」(TM)。「クロス構造」という独自の仕組みが筋肉を刺激し、歩幅を広げる作用を及ぼすという。歩き方を変えることがエクササイズにつながり、やがてはお腹も引っ込むというわけだ。にわかには信じがたいが、同社の調査によれば、着用後3ヵ月間で「約7割の人で体重の減少」「約9割の人で体脂肪率の減少」そして「約8割の人で腹囲の減少」がみられたというから驚きだ。

 近年では、男性でも自分で下着を買う自己購買層が増えているというが、メタボが気になるミドル層は、まだまだ「下着の購入は奥さん任せ」という方も多いかもしれない。下着売り場へ赴くことすら億劫かもしれないが、ここは緊褌(きんこん)一番、脱メタボのための「健康グッズ」と割り切って、試してみてはいかが?

(中島 駆)

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