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2008年08月27日(水) 12時02分

県トラック協:盛岡で総決起大会 燃料高騰で国に救済訴え /岩手毎日新聞

 急激な燃料価格の高騰による厳しい経営状況を訴え、国による救済措置などを実現しようと県トラック協会は26日、盛岡市内で「燃料高騰による経営危機突破総決起大会」を開いた。全日本トラック協会による全国統一行動の一環。
 運送会社の経営者ら約500人が参加。荷主が燃料費を負担する「燃料サーチャージ制」導入などによる適正価格の実現▽国内燃料の価格監視などの徹底強化▽燃料税の緊急減税、燃料費の補てん▽高速道路料金の引き下げ——を決議し、「燃料価格に見合った運賃を実現するぞ」などのシュプレヒコールを上げて、市内をデモ行進した。
 県トラック協会では昨年以降、トラック運送業者48社が廃止、休止の道に追い込まれたという。
 ◇JAも県に要請
 一方で、JA県中央会など農業関連団体は同日、原油高に伴う飼料価格などの高騰を受けて、生産者のための無利息緊急資金の創設などを県に要請した。来年度の予算要請の一環。緊急資金以外にも、農畜産物価格の値上げに消費者の理解を得るため、県民への周知などの支援を求めた。【念佛明奈】

8月27日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080827-00000070-mailo-l03