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2008年08月26日(火) 10時52分

<紀元会>元教団幹部が起訴事実を一部否認 長野地裁毎日新聞

 長野県小諸市の宗教法人「紀元会」の信者、奥野元子さん(当時63歳)が教団施設で集団暴行により死亡した事件で、首謀者とされ傷害致死や犯人隠避教唆などの罪に問われた元教団幹部、窪田康子被告(50)=小諸市乙=の初公判が26日午前、長野地裁(土屋靖之裁判長)で開かれた。窪田被告は「死に至るような暴行は加えておりません。(犯人隠避の)指示はしていません」と起訴事実を一部否認した。

 起訴状によると、窪田被告は07年9月24日夜、同市内の宗教施設「大和紀元会館」で他の信者多数と共謀し、奥野さんに暴行を加えて死なせた。さらに、罪を免れようとして、奥野さんの夫ら家族による暴行と装うよう指示した。

 一連の事件で、これまでに傷害致死罪などで20人に有罪判決が出ており、土屋裁判長はこれらの判決で、集団暴行を「窪田被告による主導」と認定している。【大平明日香】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080826-00000029-mai-soci