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2008年08月25日(月) 12時00分

“縁日の金魚”でも長生きする飼い方のコツはなんだ?R25

縁日デートで盛り上がって、必死にゲットした金魚。でも子供のころから、縁日の金魚ってすぐ弱って死んじゃいません? 長生きさせるコツってあるのだろうか。金魚専門店 金魚一道・西舘祐也さんに聞いてみると…。

「金魚すくいの金魚を家で飼う場合、環境に慣れる前にエサを与えると金魚が消化不良を起こしやすいので、最初の3日くらいはエサを与えない方がいいですね。水槽の水は汲み置きなどをして塩素を抜くのが基本ですが、最初だけ塩を入れると金魚が元気になります。ただし、塩は水に対して0.5%。これが、体の浸透圧との関係で金魚がリラックスできる割合とされています」

とはいえ、塩を入れるのは飼いはじめのときだけが良いのだそうだ。

「病気になったときに塩を入れてあげるだけで直ることがあるんですが、塩水になれてしまうとその効果が得られなくなるので、普段は真水をおすすめします」(同)

そしてもうひとつ、水替えのとき気をつけたいのが温度の変化だとか。

「金魚は人間と違って体温の調節ができないので、水温が急に変化すると体調を壊しやすいので注意してください」とは、金魚の吉田の吉村直樹さん。こちらのお店は創業が文政2年(1819年)という老舗だ。金魚が中国から日本に伝わったのは約500年前とのこと。品種改良が繰り返され、今では種類も50以上あるという。金魚すくいでよく使われるのは和金と呼ばれる種類。そしてこの店には体長約30cmの珍しい金魚がいた!

「これは東錦という種類。ここまで大きいのは品評会のためのもので、かなり特殊な例です。ただ、金魚は普通に育てても大きくなりますし、和金の場合、長生きすれば20cmになりますよ」(同)

ちなみに和金はきちんと育てれば15年も生きるのだとか。すぐ死んじゃってたのは育て方が悪かったんですね…ごめんなさい。金魚が家にやってきたら、長〜く付き合ってあげてください!
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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