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2008年08月25日(月) 12時36分

いつになったら船旅ができるのかオーマイニュース

 有村産業(那覇市)が6月6日に全航路を運行停止してから2カ月余りになります。

 本土や沖縄本島から先島諸島、台湾への人の移動手段は飛行機のみとなりました。

 船旅の楽しさは、飛行機とは違う時間の過ごし方にあります。2等客室であれば見ず知らずの方と旅の目的やお互いの将来の夢などを語り合ったり、移動の時間を小説や学習本などを持ち込んだりして過ごせます。

 沖縄本島から石垣島へは約5000円。夜の8時に出発、朝の10時に着くので眠る時間と宿泊代と考えればリーズナブルな旅ができました。

 そんな船旅の醍醐味を今は、沖縄へ来る旅行客に楽しんでもらえません。飛行機とは違う時間の過ごし方を紹介できません。それが残念です。

 船旅が再開できたら私は自転車と共に石垣港に下り立てる時を心待ちにしています。

 写真は2006年4月、バイクで本土と石垣島を往復していたとき、飛龍の乗り、安謝港(那覇新港)で下船して撮ったものです。

 この時は2泊3日で名古屋から乗り込み、大阪経由で、那覇の安謝港(那覇新港)に降り立ちました。バイクで日本全国を旅している方、定年退職で本土から宮古島へトラックに家財道具を満載した老夫婦などと出会いました。船賃は飛行機よりも割安です。人との出会いと、そのゆっくりした時間を楽しみたい方に、船旅は最適です。

 今は沖縄本島に住んでいますが、以前、石垣島に住んでいたときは、琉球海運や有村産業のフェリーを良く利用していました。

 船旅の醍醐味を再び味わえるのは、いつになるのでしょうか。

(記者:大川 無)

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