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2008年08月25日(月) 17時18分

「くまふぉん」いよいよ発売か 気になるお値段は?+D Mobile

 ウィルコムは、8月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催された「グッドデザインエキスポ2008」にW-SIM端末のプロトタイプ「Kuma Phone」と「nico.Marble」を出展した。

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 Kuma Phone(くまふぉん)は、2007年4月に行われた「WILLCOM FORUM&EXPO 2007」で初公開されたコンセプトモデル。PHSに必要な機能をモジュール化したW-SIMを使うことで、さまざまなジャケット端末を展開できることを示している。

 初登場から何度かモデルチェンジを行ってきたくまふぉんだが、今回展示されたものは最終版に近く、「商品化を強く意識したもの」(説明員)だという。配布されたリーフレットには“¥55,000”と価格が5万5000円であることを示す表示もあり「企画した部署はかなり本気。発売するならこの金額」(説明員)とのことだが、本当に発売するかどうかは「検討中」とややトーンダウン。世界初の“ぬいぐるみケータイ”実現に向け、ウィルコム首脳陣の英断に期待したいところだ。

 ぬいぐるみのデザインはアンティーク・テディベアのような細身で、WILLCOM FORUM&EXPO 2008やワイヤレスジャパン2008で展示されたものとは別もの。また、重量バランスのせいか座らせるとややうつむきがちになり、なんとも寂しげ。これは「“だれか電話してこないかな”とちょっと寂しく見えるようにした。Kuma Phoneに寂しい思いをさせないよう、たくさん電話してほしい」(説明員)からだという。

 機能は従来と変わっておらず、ぬいぐるみにW-SIMを内蔵し、電話がかかってくると首を振りながら振動して着信を知らせる。左の耳には発話、右の耳には終話が割り当てられ、ぬいぐるみに内蔵されたマイクとスピーカーを使った通話が可能だ。足と手にそれぞれ異なる発信先を設定でき、手足を握るだけで最大4件の相手に電話をかけることができる。電源には単三形乾電池を使用する。

 一方のnico.Marbleは、「nico.」のカラーバリエーションといえる端末。色とりどりのダイヤルキーを備えており、その名のとおりマーブルチョコを使っている様に見えるのが特徴。仕様などはnico.と変わらないと思われ、こちらのリーフレットには“¥20,000”と価格が2万円であるかのような表示がある。こちらもあくまでコンセプトモデルとしての展示であり、発売するかどうかは検討中とのこと。

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