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2008年08月22日(金) 18時44分

<冷蔵庫>秋以降に値上げラッシュ 原材料高理由に毎日新聞

 秋以降、冷蔵庫の値上げラッシュが相次ぎそうだ。銅や樹脂など原材料高を理由に三菱電機が20日に大型冷蔵庫の値上げを発表したが、他のメーカーも事情は同じで追随値上げする可能性が高い。エアコンに続いて、家電製品にも値上げの波が広がり始めた。

 新機能の追加で店頭価格を維持してきた洗濯機と違い、冷蔵庫は冷やすという基本性能や見た目がほとんど変わらない。国内市場は、毎年ほぼ一定の約420万台。これを大手6社が奪い合う構図に、家電量販店の購買力の強さも加わり、冷蔵庫の値崩れは早い。

 売れ筋の大型タイプ(容量450〜500リットル)の場合、「発売から1年で10万円下がる」(大手家電メーカー)のが業界の常識。昨年秋のモデルチェンジ直後は家電量販店で23万円前後だった大型タイプの価格は、現在、15万〜16万円程度まで下落している。

 日本電機工業会によると、大型から小型まで全冷蔵庫の平均出荷価格は、90年代はほぼ10万円前後だったが06年に初めて7万円台に下落。07年は初めて容量600リットルを超す新機種が発売され、わずかに持ち直したが、全体的な低落傾向に大きな変化はなかった。

 ただ、このところの原材料高は、もともと悪かったメーカーの冷蔵庫事業の収益を直撃した。家電メーカーからは「量販店が値上げをのんでくれないと持たない」との悲鳴が上がる。大型冷蔵庫の場合、冷却装置などに銅約2キロ、本体に樹脂約30キロ、鉄約40キロを使う。04年以降で銅は3.3倍、樹脂は2.5倍、鉄は約1.3倍に上昇しているからだ。三菱電機に続き松下電器産業や東芝ホームアプライアンスなども値上げを検討中だ。【秋本裕子】

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